ジャパンカップ

11月28日(日) 東京競馬場 2400m(芝)定量 3歳以上オープン

最高賞金をかけた熱き戦い

歴史

1970年代後半、「世界に通用する強い馬作り」が提唱され、日本でも国際競走を開催し、外国から強豪馬を招待して我が国のサラブレッドと競わせようという趣旨により1981年に創設されたのが本競走で、11月下旬の東京競馬場・芝2400mを舞台に行われている。

初年度は北米とアジア地区から招待馬を選出し、アメリカ・カナダ・インド・トルコ(招待馬デルシムは来日後故障のため不参加)の4か国から計8頭を招待して行われ、アメリカ代表のメアジードーツが2分25秒3のJRAレコードで優勝した。翌1982年からはヨーロッパとオセアニア地区の代表馬も招待の対象となり、1983年からは地方競馬の代表馬(1頭)も招待の対象となった。

1984年のグレード制導入時にGI に格付けされたのち、1992年にICSC(国際セリ名簿基準委員会)より、我が国初の国際GI に認定された。また、1999年から2005年までの間、競馬の世界選手権ともいうべき『ワールドレーシング・チャンピオンシップ』の一戦として、このワールドシリーズに加わっていた。

創設当初の10年間は、外国招待馬が8勝を挙げたのに対し、日本馬は1984年のカツラギエースと翌1985年のシンボリルドルフによる2勝にとどまり、外国招待馬の活躍が目立っていた。しかし、近年ではレベルアップした日本馬の活躍が顕著で、過去10年では日本馬9勝に対し、外国招待馬1勝と、創設当初と完全に形勢が逆転している。全34回の連対馬の内訳は、日本馬が20勝2着22回(地方競馬所属馬含む)、外国招待馬が14勝2着12回と、日本馬が通算勝利数で上回っている。
なお、本競走は2008年に創設された秋季国際GI 競走シリーズ『ジャパン・オータムインターナショナル』に指定されている。

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コースの特徴

東京競馬場 2400m(芝)

2コーナーの引き込み線にあるスタート地点から、3コーナーまでの距離が長いコース。向正面の半ばから3コーナーにかけては上り坂で、3コーナーから4コーナー半ばにかけて一気に下り、直線約400m(Cコース使用時398.7m)が平坦となる。日本ダービー、ジャパンカップ、オークスといった主要なGI レースが行われる東京・芝2400mは、「JRAのチャンピオンコース」と言われる。ホームストレッチのスタート地点から1コーナーまでの距離は約350m。ゴール板を過ぎてから、1コーナー、2コーナー、向正面の半ばまで緩やかに下っていく。その後やや急な上り勾配があるが、それを越えると3コーナーまで下り。最後の直線は525.9m。直線に向いてすぐに約160mの急な上り坂(高低差2.0m)があり、ゴールまでの残り約300mはほぼ平坦となる。2000m近く走った後に急坂を上り、そこからさらに加速する必要があるタフな構造。直線で のスピード能力、2400mをこなすスタミナ、インを回る操縦性の良さといった、総合的な能力が問われるコースだ。

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日本初の国際G1
1981年、“世界に通用する強い馬作り”を実現させるため、日本で初めて外国調教馬を招待する国際競走「ジャパンカップ」が創設された。第1回から11月下旬の東京競馬場・芝2400mで行われている(02年のみ中山・芝2200mで開催)。  84年のグレード制導入ではG1に格付け。92年にICSC(国際セリ名簿基準委員会)より、日本初の国際G1に認定された。08年からは秋季国際G1競走シリーズの「ジャパン・オータムインターナショナル」の第3戦に指定。なお、今年はワールドスーパージョッキーズシリーズ開催により、8年ぶりに最終11レースとして行われる。

近年は日本馬が圧倒
記念すべき第1回を制したのはアメリカのメアジードーツ。第4回でカツラギエースが日本馬による初の優勝。第5回もシンボリルドルフが制したものの、最初の10年間は外国馬が8勝、日本馬はわずか2勝どまり。世界の壁を痛感させられる結果となった。  90年代に入り、日本馬の攻勢が始まる。92年にはトウカイテイオー(父シンボリルドルフ)が勝利し、同レース史上初の父子制覇を果たす。ここから日本馬が3連勝。98年には、エルコンドルパサーが日本の3歳馬で初めての優勝を飾る。ここから4連勝を決め、第11回〜第20回までの10年間は日本馬が6勝と勝ち越すようになった。  01年にはジャングルポケットが優勝。初めて掲示板を日本の馬が独占した。日本競馬全体のレベルアップと堅くて速い馬場を味方にし、近年は日本馬が圧倒的に優勢。第21回〜昨年までの11年間では、日本馬が9勝と大きく勝ち越すまでになった。昨年の覇者ブエナビスタ(父スペシャルウィーク)は2組目の父子制覇を飾っている。

凱旋門賞優勝→JCの成績は…
これまで凱旋門賞を制し、その年のジャパンカップに参戦した馬は6頭いる。これらの馬の成績は、88年のトニービン5着、89年のキャロルハウス14着、93年のアーバンシー8着、96年のエリシオ3着、99年のモンジュー4着、11年のデインドリーム6着と一頭も勝利していない。  昨年のデインドリームは、凱旋門賞をレコードタイムで5馬身差の圧勝。1番人気に推されたが、3歳牝馬による初のジャパンカップ制覇はならなかった。世界最高峰と呼ばれるレースの優勝馬でもここでは苦戦している。



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